怖いお隣さんに怯えるがあまり、世界情勢から孤立しつつあるパカリ院。
地味に未来が危うい状況。
仲間がいないなら……
作ればいいじゃない!
コロニー船を送り、入植を終えたばかりの惑星を即独立させる。
パカリ学習院、建国!
予定の行動である!
育つまで待ってから、とも思ったけれど、まあ、めんどくさいしね!
周辺宙域が結構ごっそり持っていかれる。
なるほど、セクターを切り離すとこういう挙動になるのか。
これならそこそこ国力持てそうだ。
エキニャンと国境を接するのは、これで一応は「他国」。
国境起因の敵対心は本国が引き受けなくて済む……かな?
更に……
パカリ大学院、建国!
これで西と東を属国に、北をウィニングに預け、本国はぬくぬくと研究に邁進できるというもの。
いやぁ、思ったより早い段階でこの理想の形を作れましたなー
とは言え、今は吹けば飛ぶような属国二つ……
パカリ研究院では鉱物が余っているので、溢れる度に送りつけて支援していこう。
そうしてパカリ院が順調に理想の国土を作り上げていた一方、拡張する先の無いウィニングは、持ち前の軍拡志向から、ついに……
あー…… やっぱり始まっちゃったか……
「独立保障」は、防衛戦争が始まった時に参戦義務が生じるもの。
今回はウィニングから仕掛けているので「防衛」では無い。
だから、パカ院が参戦する義務は無いのである。
気にせず、自領の発展に集中する事が出来るのだ。
更に、大変ありがたい事に、まだ平和主義の2国の間では防衛協定が成立していなかった。
ウィニングが相手するのは、ヒッスマ一国のみ!
おお、おお、なんという理想的展開……
ウィニングにはたっぷりと資源を送っておこう。
ここで勝ってもらわねば、全ての計画がパーになる。
と、戦端が開かれていたその時。
狂精神+孤立 「スレパノー」
相性は最悪。まるで仲良く出来る気がしない。
これで全国家が出揃ったか……
銀河地図、ドン!
うげー、ウィニング小さい!
東側、超広い!
2国ともこっちに対する友好度は低く、いずれは敵になりそう。
北の平和主義三国、東の孤立主義スレパノー、そして南の独裁タッグ。
いずれはこの3つの勢力で争う事になるのだろう。
パカ院は合金生産がやや遅く、広大な面積に対しての建設コストが追いつかず、開拓が足りていない。
急いで拡張しないと……
特に、本国東のパカリ大学院は、もう少し星系を広げてやらないと、この先が厳しい。
手つかずの空白地はなかなか美味しい星が並んでいる。こっちで取ってから手渡してやらないと……
と思ったのだけれども、星系を獲得するための「影響値」消費量は、国境から遠いほど多くなる。
属国化で切り離したがため、本国から離れた空白地の領有をしようとすると、とても手が出ない値を要求されてしまう。
しくじった…… 属国化するのははまだ早かったか!
取れるトコ全部取ってから独立させた方が遥かにコスパが良かったのに……
うーん、この勉強代、高く付いたな……
それはともかく、戦争の方がどうなってるかが心配だ。
勝ってもらわなければ、成長してもらわなければ、独裁タッグに未来は無いぞ!
よしよし、いい感じに北に向かって食い荒らしてるようで、一安心だ。
おまけに、銀河市場まで獲ってしまうウィニング。
あの狭い土地で、よくやるもんだ。
援助した甲斐があったよ!
結局、ウィニングの圧勝で終戦。
これでヒッスマは銀河の覇権争いからリタイアだ。
よしよし。
終わってからようやくヒッスマとエキニャンの間で防衛協定が結ばれた。
フフフ、少し判断が遅かったようだねぇ
とか、ほくそ笑んでいたら……
エキニャン、連邦設立。
ぐぬぬ、これは良くない流れ……
連邦組まれると、一気に保有戦力が増えてしまう。
このままだと、こっちも連邦組んで対立しなければならず、否が応でも戦乱に巻き込まれる事に……
一方、パカリ艦隊は、別の仕事で忙しかった。
僅かな街道警備のみを本国に残し、主力艦隊は国内の過激派勢力との最後の一戦に向かっていたのだ。
敵は戦艦こそ有してはいるが、これまた僅か400台の戦力しかない。
いくらショボいパカリ艦隊とは言え、戦力値は倍ほどある。数の暴力で一気に押し切る事が出来た。
そして……
なんと、戦艦ゲットである。
うーん、憎たらしい敵の使ってた船というのは気に食わないが、ありがたく使わせてもらおう。
しかしこの戦艦、弱いなぁ…… 長いことたらい回しにされたイベントのご褒美がこの程度とは……
前世で拾った発掘巡洋艦の方がまだ強かったぞ……
鹵獲船をアラクネに改名。
(今度の宇宙では、虫系で名付けていく事にした)
対立が増々激化していく宇宙で、不気味な沈黙を続ける東の両大国……
彼らがどう出てくるか次第で、いくらでも敗北の可能性は出てくるだろう。
まだまだパカリ院が安心して研究だけに没頭するには程遠い宇宙だ。
味方を強くするために対立を激化させるべきなのか、バランスを取るべく八方美人になるべきか、悩ましい展開に……
次回へ続く。
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