南防衛ラインの最前線に拠点を建設する事に成功した地球帝国は、後方から量産艦をピストン輸送する手間が省けるようになり、より安定した敵艦隊封じ込めが出来るようになった。
東方では次元アンカーの到着を待つ敵艦隊が最終防衛地点に居座り続けているが、未だ届かず。
今の内に戦力を増強していく。
西方では、三国同時攻撃で次元アンカーを破壊し、時間を稼いだ間に艦艇の生産を集中。
大急ぎで撃退戦力の構築に務める。
最終作戦は、こうだ。
必要な戦力が確保出来次第、西方・東方から同時に攻撃を仕掛け、全てのアンカーを破壊。
本陣の無敵が解除されたら、各方面から終結した全艦隊による包囲攻撃でトドメを刺す。
壊滅した敗残艦隊が帰還。
時は満ちた。
地球帝国最後の戦いが、今、始まる……!!
東方戦線、
ジワジワと余剰生産力を回し、辺境監視のみの僅かな戦力しか与えられていなかったティル星駐留艦隊も、43000の戦力に到達。
歯噛みして眼前を見守るしかなかった田舎艦隊に、反撃の時が来た。
前進、損傷、撤退、修理、前進…… を繰り返し、一歩一歩確実に前進していくティル星守備隊。
敵の援軍が送り込まれるが、そのスパンは短くない。
修理しながらの連戦に勝利し……
銀河東端のワームホールを確保。
艦隊をしばし休ませた後、敵艦のいない今がチャンスとばかりに、早速ワームホールに飛び込んで敵陣ど真ん中に殴り込むが……
なんと、飛び先の宙域はシールド-100%の状態異常宙域!
こちらはアンビドゥン艦対策でシードに特化した艦艇ばかりだ!
宙域内に移動するだけで戦闘力が45000から三万台に下がってしまったではないか!
次元アンカーは破壊したものの、
すぐに敵が駆け付けてきて、慌てて元いた宙域に戻る艦隊だったが……
宙域を抜ければ、バリアはすぐに回復。戦力が失われる毒の宙域という訳ではないようだ。
ん……
駆け付けてきた敵艦隊、四万艦隊ではないぞ……
僅か2万の敵艦艇が、バリア無効空間のせいで1万台まで戦力を落としているではないか……
これは、この敵は……
ラルテク、パカリ、地球の決死隊が戦った、あの時の敵艦隊だ!
半壊状態の敵相手なら、今なら、やれる!!
敵だってバリア特化装備じゃないか。条件は同じだ!
いや……
こちらの艦艇には、かつて結晶宇宙怪獣と戦って勝ち取った、結晶装甲(シールドや装甲ではなく、船体HP自体をUP)があるではないか!
艦の出力不足のため、消費電力を必要としない結晶装甲を仕方なく装備させていたのだが、まさかここで役に立つとは!
勝機十分!
行け!!
南防衛ラインではさらに一歩前に拠点を建設する事に成功。
散発的に襲来する敵4万艦隊はもはや敵ではない。
出待ちして即時殲滅を繰り返していく。
西方防衛ラインも、やや遅れて動き出す。
複数拠点で戦艦を同時生産し、殲滅されたコルベット2隻の部隊が、今や戦力5万にも膨れ上がっていた。
敵艦隊とアンカーを破壊し、敵本陣への道を切り開き、
橋頭堡を確保。
連戦の傷が深まっている。そろそろ遥か後方の拠点まで戻って修理しなければならないか?と悩んでいたが……
ここで薬中老提督の後任に就いた提督が、
ここぞという時に一番欲しいスキルに目覚めてくれた。
これで進軍修理ができる!!
敵本陣の玄関口をこじあけた西方艦隊により、敵地に残る残存戦力はもう乏しい事が分かった。
このタイミングで、ワームホールから、敵陣深くに東方殴り込み艦隊が突入。
北から南から、瞬く間に次元ポータルを破壊していく地球帝国艦隊。
この戦い、勝ったな……
諸君のこれまでの奮闘に感謝する……
まだ、敵には最後の砦、戦闘力14万の大要塞が残されている。
加えて、次元ポータル自身の戦力値と、護衛艦隊4万も配備されてもいるが、既に機は熟したと見る。
南方戦線、15万。
合流した北方+東方艦隊、13万。
計29万の艦隊による挟撃で、敵要塞戦力約20万を一気に叩く!
敵中枢での戦いだ、何があるか分からん。
油断せず、彼我戦力差にそう差は無いものと思え!
これが最後の戦いだ!
全艦、前進!!
南方主力艦隊が一番乗りし、
射程で地球軍に劣る敵艦隊を誘引した瞬間、後方に北方艦隊が出現。
乱戦が始まる前に、敵艦隊は手痛い損失を蒙り、
接近戦が始まる頃には、既に勝敗は決していた。
銀河の危機、その根幹たる次元ポータルが今……
破壊された。
艦隊戦力の損失は8万。
必要な犠牲ではあったが、大きな犠牲だった……
彼らの武名は、銀河の守護者として長く語り継がれる伝説となろう……
全てを終わらせた地球帝国は物騒な事を言い始め、
高次元人に対する反攻を模索し始める。
いやいや、もう何事も起こさないでくれよ……
戦闘終了後も次元ポータルは残り、
地球帝国は異次元人の技術を解析し始める。
次元ポータルは間もなく消滅し、その跡地で……
敵幹部個体と思われる何者かを拘束。
彼個人を決定的な超技術の源として、新たなジャンプ航法を獲得した。
初めての「遺産」獲得である。
いやいやいや……
そんな物騒なモノ、開発しませんよ……
ジャンプドライブなんて無くたって、もう宇宙は平和なんですから!
船の航行で急ぐこたーありません!
このまま厳重に拘禁状態にして、何もさせないでいいから!
長い戦いが終わり、安心したかのように、
怨敵同士が移民条約までも結び始める。
この銀河は、もう大丈夫だ……
時に、西暦2484年。
27年に及ぶ異次元人との戦いは終わりを迎え、平和な時代が訪れようとしていた。
ステラリス プレイ日記、「地球帝国の逆襲」
2500年までのあと16年、何事も無ければ……
次回、最終回!
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