#Kenshi ZA-53:決戦編⑨

総員突撃。待ちわびた号令を受け、特務隊全軍が敵本拠点へと向かって突撃する。 第五部:決戦編⑨ 最終決戦(前編) 兵舎の数が多い。8つの兵舎にそれぞれ4~5人ほど詰めているとして、敵本拠と合わせて50人は駐屯しているだろう。おそらくは、それ以上。 敵は魔境に生きる精強なる軍団兵。対するこちらは、100人の兵力のうち半数が素人で占められた特務隊。総力…

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#Kenshi ZA-52:決戦編⑧

クロト隊  カン隊  スヴェア隊  グリーム隊  コスチュニン隊  エリス隊  ホッブズ隊  そして、10匹の家畜  これに、テックハンターの傭兵が2チーム加わる。 98人と10匹、そして2部隊の傭兵達が結集する。午後9時。砂漠の遅い日没が迫る中、特務隊全軍が出陣した。 第五部:決戦編⑧ 進軍 予定する侵攻ルートは、こうな…

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#Kenshi ZA-51:決戦編⑦

リドリィはかつての主と長く言葉を交わし、語り合っていた。この地がこうなる以前、彼女達傭兵チームが彼を支え、戦い続けていたはず。語り合うべき事も多く存在するのだろう。 肉体を蝕むZ因子。既に、末期を迎えている。サヴァンに残された時間は、そう長くない。 やがて、クロト達は再会する事の無いであろう旧友との別れを済ませ、その居城を後にした。 帰路、サザンハイブやブラックゴリロとの戦いに…

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#Kenshi ZA-50:決戦編⑥

最後の戦いへと至る道。その道筋が、見えた。 深く息を吸い、クロトは決意と共に言葉を続ける。 「エリス、説明を」 「オウ。 俺らがティンフィストの大将を問い詰めて手に入れた情報だ。 リドリィってねーちゃんから聞いた話とも合わせて、これは確実…… 確実に、奴らのアジトの所在を知っている人間が、一人だけ存在する」 以前から、ティンフィストは度々言っていた……『 最も重要な事を伝えておこう。 松…

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#Kenshi ZA-49:決戦編⑤

「装備一式、ありがとうございました! こんな高級装備、本当に頂いてもいいのですか?」「オウ、ウチの大将は俺の腹以上に(魂が)太っ腹でな。 ま、恩に感じるなら、その分キッチリ自分に出来る働き方で返せばいいンだぜ」「では、とりあえずでお借りしていた装備は、処理機にかけて鉄資源に?」「おっと! いかんいかん! そいつは返してもらうぜ!」「あら? どうしてですか? 皆さん、「傑作」以外は売却したり処…

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#Kenshi ZA-48:決戦編④

こうして、特務隊本拠点「ガルトナー」の町での生活が始まった。 クロトはまず第一にエリスから受け取った素材を用い、研究を次のレベルへと進め……やがて、奇跡への道筋を見出すに至るのだが……それは今よりもっと、ずっと後の話となる。 第五部:決戦編④ 義勇兵結集 コスチュニンは荒野を走り、各地の盟友に招集を呼びかける旅に出たが…… 既に多くの仲間がガルトナ…

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#Kenshi ZA-47:決戦編③

虐待の塔を攻略し、世界各地のスケルトンに向けて指令を出していた設備を破壊。これで第二帝国の組織的行動に大きく制限が掛かる事となっただろう。 戦勝の後、クロト達はレットの待つモウンの町に戻らずに南下。最寄りの都市……テックハンターの本拠地、「フラットラグーン」へと向かった。 第五部:決戦編③ 本拠点 帰路、ボーンウルフ、ランドバットとの遭遇戦で…

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#Kenshi ZA-46:決戦編②

「ビークシング、来るぞ!」「僕とコスチュニンで食い止めます! 前進を続けて!」 「くそっ! 血の臭いで集まって来たのか!?」「対処--可能」「ああ、これくらいのゾンビ、今の僕達なら!」 「それじゃ…… 時間的余裕もあまりない。 ここらで別行動だね」「了解」 スケルトンであるコスチュニンは、「虐待の塔」に接近した時点で敵の指令信号を受信してしまう危険性がある。以前、ハイボーン・フィー…

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#Kenshi ZA-45:決戦編①

彼らには、不快も、疲労も、憎悪すらも、存在しない。 抵抗は無意味だ。 もう味方は誰もいない。 それも、仕方ない……のか? あぁ…… ああ、ああ、嗚呼ぁぁ…… なぜ、僕はこんなに小さく、無力なんだ! なぜ、僕では駄目なんだ!! あいつなんかより。あいつなんかより……あいつなんかより!! 僕の方がずっと、遥かに、君と並び立つに相応しいじゃないか! 証明してやる。認めさせてやる…

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#Kenshi ZA-44:解明編⑧

全ての始まりは、父があるスケルトンを蘇生した事。 カリヴァン先生、ドクター・チュン、そして、お父様。南スケイル村の海岸に漂着したスケルトンの頭部を、その三人が力を合わせて蘇生してしまった。高熱で溶けかけたボロボロの頭部を私達の北スケイル村に持ち帰り、スラルの機体に接合。その、超古代から存在しているはずの彼は、こうして現代に蘇った。 第四部:解明編⑧ 真相 …

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#Kenshi ZA-43:解明編⑦

時系列は、カタンを出発する前に戻る。 「どうかね、クロト君。 私達の探す人物像と一致していると思うのだが」「確かに……」 「この手配犯について、何か情報はありませんか?」 クロトは店主に1000catの札束を渡し、尋ねる。店主は額の大きさに驚きつつ、表情を改めてから口を開く。 「目撃証言はあちこちにある。けど…… 目撃証言が毎回デタラメなんだ。今では侍達も発見報告に取り合わなくなっち…

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#Kenshi ZA-42:解明編⑥

不快な町、「奴隷市場」。ここに長く留まる必要もなく…… 一行は、更に東へ……都市連合南部領域の首都とも言える大都市、「カタン」を目指し、出発した。 第四部:解明編⑥ カタン ハイボーンフィールド。化石化した古代生物の骨が散乱し、野獣の徘徊する荒野。その道行きは決して安全ではない。 「来た! ……大きいっ!?」「気を付けろ!あれはボーンド…

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#Kenshi ZA-41:解明編⑤

スワンプを出て、ビッグボスを探す。方針はそう決まったが…… だからと言って、どこに行けばいい、という具体的な手掛かりは無い。あちこち思い当たる節を当たって回る長い旅になるだろう。クロト達は一旦シャークの町で旅支度を整える事とする。 第四部:解明編⑤ シャーク~市場 と、シャークの町に設置した研究台に、スクインの特務隊からのメッセージが送られていた…

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#Kenshi ZA-40:解明編④

ストーンラット襲撃作戦を成功させたクロト達一行は、夜明けと共に帰途に着いた。その途上。 夜闇に紛れ、沼地から突然のゾンビの大群。 「どうする! 数が多いぞ!」「皆さん、走ってください! ここは、コスチュニンさん!」「了解」 いつぞやのホーリーネーション相手の撤退戦と同様に、頑丈なコスチュニンが盾となって皆の退路を確保する。が、何体かがコスチュニンの挑発をすり抜け、ミウに襲いかかろうとし…

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#Kenshi ZA-39:解明編③

現在、スワンプには大きく分けて7つの組織が存在する。 麻薬組織 ハウンズ 現在スワンプを牛耳っている支配組織ボス:ビッグ・グリム本拠地:シャーク、ロット 賭博・金融組織 ブラックシフター賭博場を取り仕切ると同時に、高利の金貸しを行っている。ボス:ビッグ・ダークブロウ本拠地:シャーク 人身売買・臓器密売組織 ツインブレード借金を背負って身売りした人間を売買…

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#Kenshi ZA-38:解明編②

ホーリーネーションでの敗戦後、スクインの町で体勢を立て直したクロト達一行。 ホワイト隊に新人2名を預けた後……彼らは再びスワンプに向けて旅立った。 行方不明となったドクター・チュンを探すため…… マッドタウンを目指して。 第四部:解明編② スワンプ村 ~ マッドタウン ~ シャーク スクインからスワンプへはそう遠くない。南下してほどなく…

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#Kenshi ZA-37:解明編①

「ただいま~~!」「おう、クロト、変わりは無いか?」「はい! 野盗も、害獣も、特に見かけませんでした!」 「ただいま! 母さん!」「おかえりなさい、クロト。 今日も遅くなりそうだから、家の方にご飯を置いておいたわ」「温かいご飯を用意出来なくて、ごめんなさいね……」「気にすんなって! 補給線もまた戦場だって父さんも言ってたし、母さんの仕事も大切だもんね!」「フフッ、生意気言っちゃって、この子は!…

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#Kenshi ZA-36:西部編⑬

クロト、ホッブズ、馬の帰還を祝い、盛大な宴が催される。持ち帰った財宝のお陰で気が大きくなっている事もあり、宴会は朝から晩まで続いた。 第三部:西部編⑬ 旅立ち クロトの留守中、「積もる話」が山程あったが、それを聞くだけの時間はたっぷりとあった。隊長代行を努めたデーリアは、メモも用意せず、次々と起きた出来事をクロトに語って聞かせていった。…

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#Kenshi ZA-35:西部編⑫

「入り込まれてます! 射撃班を守って!!」「クソが! 何匹来やがるんだこいつらァ!!」「僕達で後続を引き付けます! 行きましょう、ホッブズさん、馬さん!」「ひょえぇ…… ワシ、生きて明日を迎えられるのかのぅ!」 これが、世界の果ての日常。終わりのない迎撃戦。 状況が落ち着いてから、などと言っていてはいつまで経っても旅立てない。傷が癒え次第、クロト達三人は出発する事にした。 四人以上…

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#Kenshi ZA-34:西部編⑪

浮浪忍者の里を発ち、東の山岳部へ……「世界の果て」と呼ばれる町は、この方角にあるらしい。 「これは…… 案内されないと分かりませんね」「だろ? 下から見上げても分からないようになってるのさ」「それじゃ、お姉さんが手を握っててあげるから、ちゃーんとついて来てね!」久々の再会で舞い上がっているカイネンをパスクリがゲンコツで黙らせながら、一行は狭く縫うように入り組んだ山道を登っていく。 切り立った…

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